2018年9月17日
蝶撮り仲間の埼玉県Uさん、千葉県Wさんと3人で山梨県で珍蝶ヒサマツミドリシジミに会いに行きました。
以前にここを訪問しポイントに詳しいUさんのご案内で、見られれば初見、撮れれば初撮となります。
秋雨前線の様子で予報が安定しませんので、実行するかどうかは前日16日の午後に決めることになってしまいましたが運よく晴れ、絶好の日よりとなりました。
ヒサマツミドリシジミは6月ごろ羽化して夏眠したのちに9月ごろから活動を再開して、栄養を蓄えウラジロガシの越冬芽が適当な大きさになるとその基部に産卵するということです。
この時期は陽の当たる河原の岩とかで吸水したりして栄養を取るとのこと。
そんなところが狙いで、綺麗なAB型の模様の翅表を見せてくれることも期待します。
最初に吸水ポイントに到着したのは10時ちょっと。こんなところに降りてくるのかという場所。
高所から降りてくるのを待ちます。
樹上でチラチラ舞っては、葉に止まったのはウラギンシジミでした。
小さくて分かりにくくてごめんなさい。真ん中辺りで翅を半開きにしています。白っぽいので雌のようです。
結局、ここではヒサマツは降りてきませんでした。
ということで食樹のウラジロガシを巡ることになりました。
食樹ポイントに到着するとスジボソヤマキチョウが通り過ぎて行きました。花が無かったので一直線に通過。
ここのウラジロガシは大きいので上の方だと、見るだけになります。
林道の崖にはツマジロウラジャノメが現れるとのこと。小生は上高地で見ただけで、まだ撮ったことがありません。
しかし、ここでもヒサマツはいませんでした。ウラジロガシの芽を見ても卵もありません。
林道沿いのウラジロガシの中には、卵採取と思われる切られた幹から再生したものがありました。いつのものでしょう、犯罪?
今年は、個体数が非常に少ない?
最後のポイントへ移動。
ここは歩くので、水を忘れずにということです。
クロツバメシジミのいるというツメレンゲのある石垣を過ぎますが、いるのはヤマトシジミばかり。
ウラジロガシを見て歩きます。まずいたのはムラサキシジミでしたが、遠くて撮れませんでした。
切り立った崖の道沿いに小ぶりのウラジロガシの上を飛ぶ蝶を発見。念願のヒサマツミドリシジミのようです。
証拠写真を撮って、いいところに降りてくるのを期待します。
願ったとおりのところに来てくれました。
独特の模様に長い尾、間違いなくヒサマツミドリシジミです。まだ綺麗です。
つぎは同じ個体の反対面です。
こちら側の尾状突起は欠けていました。待たされましたが、本日の目標達成。
結局、現れたのはこの一頭だけですが、念願の初撮りが叶いました。Uさんありがとうございました。
ツメレンゲの石垣脇を行ったり来たりするトンボ。
Wさんが〇〇トンボで、わりと珍しいと言ってましたが、名前を忘れました。
最後に駐車場でWさんが見つけたツマジロウラジャノメです。
これも初撮りになりました。
どうなることかと思いましたが、念願のヒサマツミドリシジミに会え、最後にツマジロウラジャノメも撮れて、大成果のツアーとなりました。Uさん、Wさんありがとうございました。
帰途の高速道路の大渋滞もまったく苦にならず帰れました。