2015年4月18~19日 下越
4月に入り天気が気になるところですが、先週末は運よく晴れに出会い、
今回、初めて新潟県北部山形県県境にギフチョウを訪ねました。
吸蜜場面を撮れればというところ。
18日は晴れ、絶好のコンディションですが、生憎風が強く、
撮影には今一。
最初のポイントに着いたのは、12時ちょっと過ぎ、
すでにヒラヒラとギフチョウが飛んでいます。
皆雄のようで、なかなか止まってくれません。
やっと、側溝の枯葉の上に止まったところを今回の初ゲット。
12:30

林道の上の方で桜が咲いていて、吸蜜に数頭来たという話でしたが、
小生が行ったときには見られず、ときどき道端のスミレで吸蜜を見ましたが、
短時間で撮れず。
次のポイントへ移動。
ミヤマセセリかと思ったら、ニホンセセリモドキでした。
初見です。

ちょっと見にくいですが、足元にヘアペンシルが覗いています。
成虫で越冬するということですが、けっこう新鮮です。
ここでは、スギタニルリシジミといっしょにチラチラとあちらこちらで飛んでいました。
ここは谷間で風が弱まっています。
さっそく杉の伐採された枯れ枝の間で咲くスミレで吸蜜するギフチョウをゲット。
13:30

肩の赤い襟巻が可愛い。
この子はよく吸蜜をするので追っていきますと、もう1頭が現れて縺れると落下。
近づくと交尾してました。アッと言う間の出来事でした。

吸蜜個体が雌?
このポイントは個体数は少ないですが、いろいろな場面に出会えて満足。
曇ってきて、風も強くなって撮影はほとんど諦め状態ですが、
本日最後のポイントへ移動。

新しいコシノカンアオイの葉に産卵された卵を発見してもらいゲット。
本日はこれで撤収になりました。
駐車場に向かう途中、面白い樹に出会いました。

枝がちょっと上の方のy字部分で癒着して向こう側に伸びています。
将来どうなるのでしょうか?
さて本日はこれで終了。
風が強くどうなることかと思いましたが、いろいろ成果があがりました。
が、カタクリがなく定番の場面に巡り合えませんでした。
明日は新潟最北部に行く予定。午前中は晴れの予想です。明日に期待しましょう。
予報どおり翌日晴れ、無風、絶好のコンディションです。
道路脇の杉の若い植林地にカタクリが群生していました。
花はちょっと新鮮ではありませんが、ギフチョウの吸蜜に期待できそうですので、
待機します。

期待どおりゲット。
9:30

魚露目で風景を入れました。別の個体。
最初にカタクリ吸蜜場面をゲットできましたので、山登り開始。
途中、ギフチョウがスミレで吸蜜しながら、山を登っていきました。

ときどき登山道に止まって休憩。

頂上を目指しているようで、どんどん登っていきます。
しかし、急な登りが続きますので、息絶え絶えであります。
途中のピークに到着しましたが、ギフチョウは通り過ぎて行くばかり。
山頂まで行こうか、どうしようか。
このピークにはカタクリがさいていますが、止まる気配なし。
曇ってきたので、麓のカタクリに引き返すことにしました。
途中、ツバキで吸蜜するものがいましたが、ボケボケの証拠写真のみ。

止まらないので、飛翔撮影用の魚眼しか手元になかったのが失敗、ピントの合うところまで近づけませんでした。
さて、予報は当たり12時近くになると曇り、気温が下がって来ました。
とりあえず、カタクリで待機します。
1頭見向きもせずに飛び去りました。
が、しばらくすると1頭吸蜜。

ちょっと古い雄?イエローテールと中間ぐらいの色合いですか?
また1頭。


こちらは綺麗なオレンジ襟巻。
失敗の少ない魚露目で連続ゲット。
12:15
これで最後となりました。
カタクリ畑に下ってきて正解でした。
途中のツバキ吸蜜は残念でしたが、次のチャンスを待ちましょう。
来年ですね。
今回のギフチョウ行は、結果いろいろ撮ることができたと思います。
明日(4/26)は、久々のマイ撮影フィールドに行ってみたいと思います。
では、また。