2019年6月26日から29日まで、ちょっと早い夏休みということで北海道に行ってきました。同行は神奈川県のKさん、東京都のHさん、千葉県のWさん、同窓会仲間。
層雲峡を拠点に天気予報と相談しながら、良さそうな所を巡ることにしました。
昨年、前線が停滞したので諦めたツアーの再挑戦になります。
明日から天気が怪しいので、初日に大雪に登ることになりました。21年ぶりにウスバキチョウ、アサヒヒョウモン、ダイセツタカネヒカゲの高山蝶に会うことになります。
昔は左側にあった宿に泊まってから登りましたが、今は奥に森林パトロール事務所の小屋があるだけ。
いよいよ21年ぶりにコマクサ平に登ります。
蝶たちがいる、コマクサ平までには雪渓が3つありました。昔は7月1日でしたが、小さな雪渓が一つあっただけ。
これが最初の大きなやつだったかな?滑らないようにアイゼンを付けます。下を見ると怖いので、足元だけに集中して登ります。
小生運動不足でどんどん遅れていきます。
やっと、標高1842m、北海道の高山蝶のいるコマクサ平に到着。
さっそく高山蝶たちに会えました。無風快晴、絶好の撮影日和。我々の到着する前、午前中は風が強かったそうです。
しかし、ウスバキチョウは飛び回り、なかなか止まってくれません。
撮影チャンスを待つ人たち。前方が赤岳。
ダイセツタカネヒカゲはよく止まってくれました。が、地味なので映えません。
次はアサヒヒョウモン。最小のタテハチョウ。
吸水してました。
時々高山植物にとまります。
遠くですがウスバキチョウが交尾をしているとお教えいただきました。かれこれ1時間が経つそうでした。
最初はどこにいるのやら、望遠で居場所を確かめて撮りますが、蝶になかなかピントがあいません。
一枚だけあったやつを、大トリミング。フルサイズで良かった。
角度が悪いですがやっと撮れた雄。
次が雌。止まっているのは、幼虫の食草のコマクサですが、食べる花の盛りはこれからのようでした。
残念ですが、赤紋は撮れませんでした。
エゾシマリスと会いました。
なかなか可愛い。
本日、ウスバキチョウの赤い紋を見たいところでしたが、次回のお楽しみですね。
2019年6月23日 愛媛県
3年前クロヒカゲモドキをご案内いただいた地元のKさんに、今度はキマダラモドキの撮影をさせていただきました。
午前中はKさん、午後はトンボのTさんにポイントをご案内いただきました。
小生の住んでいる埼玉県では、いずれも絶滅種であります。
今年愛媛県ではマイマイガが大発生して、どこへ行っても乱舞していました。雄は雌を探して飛び回るばかり。交尾を発見しました。
白い巨大なのが雌です。
さて、キマダラモドキは林のヘリから飛び出してきました。
午前中は、静止するものが多くいましたが、午後は林の暗い方に消えていきました。
次は静止するキマダラモドキです。
一度だけ翅を半開きしたものがいましたが、撮れませんでした。
よって、プロキャプチャーモードで表をねらいました。
松の葉が無ければよかった。
おまけの飛翔です。
ということで、キマダラモドキを満喫できた一日でした。
各地で個体数が減ってきているキマダラモドキは、愛媛県ではまだ健在でした。
これからも続いてほしいものです。
今回もご案内いただいたKさん、Tさんありがとうございました。
2019年6月1日 長野県
蝶撮り仲間4人で長野県の沢にクモマツマキチョウを撮りに行ってきました。
小生は、雄のクモマツマキのまともな写真をまだ撮っていません。吸蜜が撮れれば、初撮りになります。
31日、山登りスタイルで会社に行った後、列車で長野県に入り、翌日の早朝レンタカーで現地に向かいました。
7時到着。天気は絶好の撮影日和。まだ時間が早いので、登山道をブラブラ散策。
湧き水がチョロチョロと落ちる崖に咲いていたシナノコザクラ。
登山道の脇には所々にクモマツマキチョウの食草のハタザオが花を咲かせていましたが、時間が早いせいか全く蝶の姿が見えません。時々現れる蛾に奇声が上がりました。
9時ちょっと前、やっと雌が現れました。が、うまく撮れませんでした。
ポイントの沢に到着、ハタザオがあちらこちらにありました。
9時半すぎから、崖の上の方でオレンジ色の小さな蝶が飛び始めました。クモマツマキチョウの雄です。
10時ごろから下にも降りてきて吸蜜を始めました。初撮影となりました。
道沿いに行ったり来たりして、時々ハタザオで吸蜜しては去っていきました。吸蜜時間が短いので、一ヵ所で待ち伏せるのが効果的な撮り方。
10時を過ぎると続々と現れました。
上は、沢から時々吹き降ろす風に煽られて着地したところ。
下は、偶然撮れた飛翔。
紛らわしいのはスジグロシロチョウですが、大きいし、飛び方が違うので判別は簡単です。
綺麗なモンキチョウ。
他の皆さんが引き上げ始めました。1時すぎ我々も降りることにしました。
ということで、素晴らしい一日になりました。今回のツアーの計画、ご案内など、いろいろお世話になりました埼玉県のUさん、ありがとうございました。
2019年5月25日 埼玉県南部の雑木林
通勤で使っている宇都宮線から見える栗の花がやっと咲きだしたので、久しぶりに埼玉県南部の雑木林に出かけてみました。
9:30到着。駐車場脇のクヌギの大木の樹液には、いろいろな虫がきていました。見飽きているアカボシゴマダラの春型の白い蝶が数頭いる中、久しぶりにゴマダラチョウに会いました。
が、撮ろうとしたら飛ばれてしまいました。
あきらめて雑木林に入るとオレンジ色のシジミが飛んで横切りました。アカシジミかウラナミアカシジミです。
さらに奥に進んで、林の縁に沿った小路を進むと再び同じ色のシジミが次々に飛び立って樹の上の方に行ってしまいました。
さらに進んで飛び出したのは、ミズイロオナガシジミでした。
新鮮です。
次に出たのは、テングチョウ。
これも新鮮。
次がアカシジミでした。
アカシジミは、ほんのちょっと擦れた感じです。
アカボシゴマダラの大きな雌が、エノキに産卵していました。
この雌が直前に生んだ近くの葉の卵です。
ブラブラと進んで行くと、オレンジ色が林の下草に止まるのを見つけました。
逃げられないように近寄って撮りました。
逆光がちょっとだけ開いた翅を通してオレンジ色が鮮やかになりました。
初夏のゼフィルス3種が近くで撮れました。
10時を過ぎると、次々にウラナミアカシジミが現れました。
が、暑くなってきたので、元に戻ってゴマダラチョウを撮って帰ることにしました。
するとウラナミアカシジミが樹液に集まっていました。ここには2頭います。
邪魔が入ると威嚇するものもいました。
頻繁に威嚇していたので、プロキャプチャーモードで撮れました。
スズメバチのそばでも樹液を盛んに吸っていました。
暑いためかいろんな虫が樹液に集まっていました。
図鑑で調べると、キマダラヤマカミキリだと思います。
これはベニカミキリ。
最後に4ゴマダラチョウも撮れました。擦れたのが他に2頭いましたが、これは新鮮でした。
本日はいろいろな虫に会えて楽しかったです。
ウラナミアカシジミの樹液の集団吸汁場面は初めてみました。
本日であったゼフィルスは、アカシジミは若干擦れ気味なのが数頭、ミズイロオナガシジミは結局最初の1頭だけ、たくさんいたのはウラナミアカシジミでした。
12:00には戻らないといけないので、撤収することにしました。
2019年5月19日 栃木県
前回訪問から約2週間、シルビアシジミの雌狙いで訪問。
7時到着。曇りの予報でしたが若干雲がありますが晴れ。
ミヤコグサは花を咲かせていました。
しかし、なんとなく乾燥気味。
まず、現れたのはモンキチョウ。
ちょっと飛んでは止まるのを繰り返し。羽化したて?
ミヤマシジミの食草コマツナギの近くに止まっていたのは、キバネツノトンボ。
ジッと止まっていました。
これも羽化したて?
前回新鮮なシルビアシジミが一頭だけいましたが、今回は全く何もいません。
サナエトンボの仲間だと思います。
シルビアシジミはいませんでしたが、ミヤマシジミが現れました。
新鮮な雄。
現れたのはこの1頭だけ。
シルビアシジミの雌の開翅はお預けとなりました。